運動会帰り、近くのうどん屋に行くが、皆、考える事が一緒。
激ごみ
名前を書いて待つシステムだが、軽く30分以上待つ勢い
私、さすがにヘロって外のベンチでじーっとサナギになる
動けん…
と、そこに幼稚園児の男の子とお母さん登場
男の子、入り口のバリアフリーの手すりで鉄棒を始めようとし
「だめ」
とお母さんに止められる。
「それは、お年寄りの人や車椅子の人が使うの。そこにいたら、邪魔だからそこで遊んじゃだめ」
お?となり目を開ける。
お母さん、しゃがみ込み、男の子の顔を下から見上げるようにして、眼力で「わかるよね?」と力んでる
男の子、当たり前にむずがるが、お母さん動じず。男の子が折れ、再び、店の中に。
いや、このお母さん、待ちくたびれた子供の機嫌を取るより、バリアフリーの大切さを伝えたよ。
で、これ、1回じゃすまなかった。
再び、今度は半べそで男の子が店の外に出てくる。お母さんが体をさすりながら「お腹が空いたね」となだめて…
男の子、再びバリアフリーの手すりで遊ぼうとして
「だめ。邪魔だからどきなさい」
お母さん、きっぱり
男の子がむずがるが、お母さん再びしゃがみ込み
「邪魔だから」
おおう…
話し方が丁寧で、言い聞かせ慣れてる。そして、がっちり目を覗き込む。
男の子、ぐずりながらも離れる
うん、素敵なお母さんだ
目線をあわすって、結構手間なんだよね。
人が多くても、自分の服がどんなでも、まず、しゃがみ、目を見る。
おりゃ、見ろや
半分、ヤンキーになった気分で目を見て
駄目っつたら、駄目
と口調は静かでも目は鬼
カピゴン、目が合わなかったから、カピゴンの前に人差し指を立てるところから始めたなぁ
店に戻る親子を薄目で見送り、再びサナギ化
カピゴン、私の隣で座ってる
私はバリアフリーの手すりで遊ばせたなと反省
そこまで、考えが及ばなかった
素敵な、見事なお母さんでした