さいたまで暮らしている弟が
明日、来鹿
久しぶりだ〜
「おじさん?」
そ、さいたまで会ったね
「おばあちゃん、張り切るね」
カピゴン、苦笑い
そう。息子、大好きなばあちゃん、すでにテンションが高い
おかげで、私も、休養部屋を明け渡すようおたっし
相変わらずだ
レストラン、予約して
温泉に連れて行って
美味しいもの食べさせて
布団干して
掃除して
はしゃぐばあちゃんに、カピゴンちょっと引く
カピゴンも温泉行ったら?
「遠慮します」
ま、それが正解かな?
弟からは別に連絡
「今日、入るけど、遅くなるからホテル泊まる。明日、午前に帰るから姉ちゃんは休んでて」
それ、ばあちゃん知ってる?
「いや、今日帰るとなると、姉ちゃん部屋追い出される」
ははは、よくおわかりで
「一晩、カピゴンと寝れる?」
私も久しぶりだから大丈夫だよ
「じや、明日」
マイペースな弟
やりたいことが一杯で、趣味に生きることを優先してしまった為、社会に出た時、ばあちゃんと揉めに揉め鹿児島を飛び出した
約30年経って、どうにか仕事と趣味に折り合いをつけてさいたまで暮らしてる
お前のせいで息子が帰ってこんのじゃ!と理由のわからんこと言われたなぁ
だって、長男坊が家飛び出したら、長女残ったほうがとも、田舎の親戚の手前考えたが、
お言葉に甘えて、私も家を出ましたしね
…
……
まあ、今、戻りましたが…
カピゴンも好きなおじさん
明日が楽しみだ
…
……
明後日、2回目
がんばろー
余談
あまりのばあちゃんの、はしゃぎっぷりに、じいちゃん
「弟は人間扱いをしてもらえるが」
私、思わず
うちらはミジンコ扱い
カピゴン
「ひでぇ」
いや、大体、じいちゃんが「人間扱い」って、言うんだものさ
じいちゃんも思う所はあるのさ