カピゴン
ペナ算数、国語全滅
というか、解答用紙見切れてアウト
カメラ撮るところから、アウトだったのか
ふむふむ
晩御飯を食べたあと、いつも通りに夜勉を始めたカピゴン。学校の宿題をもくもく…いや、鼻歌歌いながらしてる
まあ、こんなものだ
学校の宿題をしているカピゴンの横で、なぜか今日、あまり手を動かす様子を見せなかった算数を見る
ああ…
カピゴン、いつの間にやら自分で算数を進めていたらしい。学校で習った範囲だったか。
ん〜なるほどなぁ
ん〜
カピゴンが夜勉を終わらした所で呼ぶ
カピゴン、叱られると分かっているからか、顔を上げない
まず、事務連絡です
「事務?」
はい
スマホを出し、ペナテストさんから連絡ですと伝えると
「あちゃぁ…」
明日、もう1回提出です
「はい〜」
カピゴン、こくんと頷く
さて、本題にはいります
「はい」
…今日、どした?
「…久しぶりの6時間で疲れた。あと、先生の話、雑談だと思って板書取らなかった」
ふむ
「だって、プリントのお話じゃなかった」
ふむ、ふむ
ふーむ
(で、ここからは私がカピゴンの隣で授業を受けた感想になります)
カピゴン、真島先生は絶対に為にならない話はしない
今日の話もカピゴンは雑談と軽く考えたかもしれないけど、先生はカピゴンが知らない漢字をいくつか出してる。覚えているかい?
「…覚えてない」
うん。目で聞いてなかったからね。
「でも、人間、忘れるよ」
うん。だから、ノートに書くんだよ。忘れないようにね
「…うん」
カピゴン、素直に頷く
真島先生は、雑談に上手にカピゴンが知らない言葉を混ぜてくるよ。その言葉は、知らないと知っているでは、これから大きな差になる
雑談だと思って気を抜いていると、カピゴン、これから大損します
カピゴン、じっと聞いてる。届いているかな。カピゴンの表情からはわからない。大丈夫か?
明日、学校から帰ったら、もう1度、今日の国語見ましょう
「あい」
カピゴン、ぺこりと頭を下げる
届いたかな?わからない。ただ、「でも」という言葉は出なかった。反発心はないと思うが…
話がすんで、もう、寝る時間。カピゴン、布団に飛び込む。本当に疲れたのか、お話もなく寝た。
カピゴンが塾のやり方に慣れるまで、まだ時間がかかりそうだ。慣れたって、気が乗らない時もある。態度が悪いときもあるだろう。
何度でもするさ
何度でも付き合って
知らんがなまでもっていくんだ
親も忍耐
やるだけやる