カピゴン、帰宅しピアノに向かう
カピゴン、ピアノなんだけど…
「30分」
ごめんよぉ〜
そして、最初から最後まで
「アイドル」
なんでだ?
ばあちゃんが普通のクラッシックじゃないんか〜と喚くが、とにかく30分待つ
カピゴン
「え?」
ぱちりと目が覚めた様子
「まだだよ?」
いや、30分経ってんだよ。時計見て
「…」
しぶしぶピアノから離れて、朝勉の出来なかった所を2人で復習して
学校の宿題
宅習ノートに漢字、算数の何かを書いているみたいなんだが…
近寄れない
ばあちゃんも台所からカピゴンの部屋に入れない
怒っているわけではない。ただ、なんか、深くどっかいってる
鼻歌もなし
独り言もなし
ただ、なんかカピゴンに近寄れなくて、声がかけられない
…
……
ひたすら宿題が終わるのを皆、別部屋で待つ
ピアノの効果だろうか…
どたん、ばたんと音がし始めて、ようやく肩から力が抜ける
「終わったか」
ばあちゃんに短く返して、カピゴンパソコンに
やれやれユーチューブタイムだ