小5松江塾ママブロガー【初代公認】きゅるきゅるれの呵呵大笑の日々

ややこしい日々、やかましい日々、総じて毎日の記録

我が子だからって知らない面がある①

カピゴン

 

幼少期、しゃべらなかった

 

どのくらいしゃべらなかったか、というと

 

1歳9ヶ月になるまで

 

「おかあさん」

 

と言わなかった

 

とうしゃ、じいしゃ、ばあしゃ、つき(月)、どっせい(土星

 

これだけ

 

で、わたしに用がある時は

 

「おい!あい!はい!」

 

……

 

これ、すっごい誤解を周囲に与えて

 

あっという間に、旦那悪者

 

旦那が私を呼ぶ時に「おい!」って呼んでんじゃ?

 

ひそひそ

 

「呼ぶわけないだろ!」

 

いや、んな呼び方、旦那にされたらああん?!って返しますわよ

 

で、カピゴン、2歳の誕生日の2ヶ月前に初めて

 

「かあしゃ」

 

と呼んでくれて

 

あまりの嬉しさに未だに記念日

 

で、それからもしゃべんない

 

2歳児クラス「お話ができません」

 

半年前に「かあしゃ」と言えるようになりました

 

1年生「話を聞いていません」

 

2年生「意思の疎通ができないときがあります」

 

もう、はぁ、すみませんとしか言えず

 

頭の中の何かを口にするまで時間がかかります

 

話す練習中です

 

を面談のたびに繰り返す

 

カピゴン

 

「……」

 

話をするから、こっち向いて

 

「…んあ?」

 

人差し指を出して、指に視線をむけさせる

 

視線ふらふら

 

すぐに自分の頭の中の世界に戻りたい

 

カピゴン

 

「なに」

 

先生がお話をしている時は、先生の目を見て

 

「……ん」

 

何度繰り返しても難しい

 

ただ、3年に上がる時、少し学校であったことを話すようになった

 

でも、それだけ

 

本は読む

 

寝る前にお話をねだる

 

「頭の中で貯めているんだよ」

 

よく言われた言葉

 

貯めてんのは良いけど、カピゴン、自分の気持ち

 

悲しい

 

いやなことがあった

 

それを口にできないんじゃないかと親はうっすら不安になる

 

で、3年の最初の面談

 

「申し送りに…」

 

やっぱ、申し送られてるわな

 

「話を聞いておらず…」

 

はい

 

「勘違いが多いとありますが…」

 

はい

 

「これ、本当ですか?」

 

……はい?

 

え?

 

「こちらから話せば、きちんと話も聞いてくれて」

 

え?

 

「まあ、カピゴンさんから私に話すことはないですが、とにかく友達に……」

 

ぽかん

 

ぽかん

 

家でも話しません

 

話す練習中です

 

気をつけさせます

 

はい?

 

いつものセリフ飲み込んで

 

友達?

 

「勢い込んで、わああっ!って喋りだすので友達が…」

 

わああって喋る?

 

誰が?

 

カピゴン?

 

え?

 

あれ、喋るんですかっ?!

 

「えっ?!」

 

先生と二人でしばらく絶句

 

それから先生は

 

学校生活で話を聞いてないということはない

 

勢い込んで話そうとするけど、話があちこちに飛んで収拾はついてない面はある

 

「意思の疎通ができない、はないです」

 

あの時、本当にぽかんとしすぎて、なんの話を他にしたのか覚えてない

 

ただ、家に帰って

 

カピゴン!おしゃべりするんだって!すごい!すごい!

 

とめちゃくちゃ褒めて、喜んで

 

喜んだんだけど

 

……でも

 

カピゴン、やっぱり家であんまし喋んなかった

 

家ではひたすらお絵描き

 

読書

 

読書…

 

これが、去年までのカピゴン