カピゴン、最近、ボールペンを使って勉強してる
「あれはいいんか?」
ばあちゃん、不思議そう
ボールペンだから、シャーペンみたいに芯は折れないんだよねぇ
私もばあちゃんと少し考える
あ、消せるボールペンです
鉛筆は書いているうちに、太さが変わる。鉛筆を削る。間違えたら消しゴムのかすがでる。
シャーペンは筆圧で折れる。間違えたら消しゴムのかすがでる。
ボールペンは筆圧関係しない。紙にめりこむだけ。間違えたら、くりっとペンのお尻で消すだけ。
つまり、消しゴムのかすがでない
どこにあったのか知らんが、いつの間にかずーっと使ってる
って、おいっ?!
「ん?」
カピゴン、ペン先を口に咥えたままきょとん
なにしとん?!ペン舐めちゃだめ!
「空気抜いてる。インク出やすくなる」
……え、そうなん?
また、カリカリ
……ふーん、そうなん
ふーん
まあ、書けたらいい精神だろうけどさ
二学期始まって、学校始まったら、鉛筆の不便さに眉をしかめるカピゴンが目に浮かぶ
学校、持ってっちゃ駄目だからね
「わかってる」
来週、登校日あるからね
カピゴン、がちりと動かなくなる
「ひゅい〜ひぃ〜」
なんだ、その悲鳴
リンクの貼り方の練習も兼ねて