カピゴン何かをじっ…
どした?
「…にべもない」
はう?
「のにべ?」
ああっ?
我が子の日本語がわからない!
なに?
「あー、にべもないってあるでしょう?そのにべ?」
はあ?
慌ててショーケースを見ると
確かに
「大ニベ」
とある
はい!
本日のおダーイ!いただきました!
って…
「にべもないってなんね?」
「にべはいしもちよ」
いしもちってなんね?
「魚よ、魚」
「いしもちはカマボコん材料じゃが」
ぐちって書いてない?
「んで、にべもないってなんね!」
ばあちゃんはそこから
店の中でごにょごにょ
↓
にべもない
愛想がない。そっけない態度のこと。
にべは魚
関東ではいしもち
関西ではグチ
ニベの浮袋を煮詰めたものが、膠(にかわ)接着剤として使われていたそうな
「なんで魚の内蔵、煮詰めようとかんがえっかね…」
……
「…怪我の功名で、魚の煮付けつくったら、ベトベトになった」
「べたべたになった鍋見てなんで接着剤にしよとおもたかねぇ」
まあ、腐ったと思って
「捨てるわな」